シリコーンコードヒーター　RSC型

パイプライン・タンクの保温・加熱をするヒーターです。

説　明

発熱線をシリコーンゴムと一体成型したヒーターです。 電気絶縁性・耐熱性（180℃）・耐寒性（-30℃）に優れ、高い安全性を誇っています。 しかも柔軟性に富んでいるので、どんな形にも密着取り付けできます。

仕様

ヒーター製作範囲として、単位長さあたりの内部抵抗値は10Ω/m～5000Ω/mです。

1. 内部抵抗値の計算とヒーターの選定
   ご使用になる電源電圧＝Ｖ、必要なヒーター電力＝Ｗとしたとき、下記の式（１）により抵抗値Ｒ〔Ω〕を求めてください。

   Ｒ＝V²/W・・・（１）

   求めた数値から単位長さあたりの抵抗値製作可能範囲（10Ω/m～5000Ω/m）を参照し、ヒーターを選定します。

2. 注意
   型番表に求めるヒーターが無い場合、特注品となります。

   ヒーターの選定には、ヒーターの必要電力、加熱条件、ヒーター寿命などを考慮する必要があります。詳細は別途お問い合わせください。

3. リード線の標準長さは1mです。

標準的な100V・200V用のヒーターは型番表（表1・表2）を参照してください。

種類

図１　各部寸法

型番説明

特注品

「型番表」以外のヒーターも製作致しますので、お問い合わせください。

取付方法

	巻き付け長さLtとヒーター長さLoの計算 n=巻き数　P=ピッチ　D=配管外径 n=（（Lo2-Lt2)/(円周率*Ｄ））1/2 P=Lt/n
図2　巻き付け寸法（長さとピッチ）

図3　巻き付け要領（重ねないでください）

注意

1. リード線にヒーターの熱がかからないように巻き付けてください。

2. 単位長さあたりのヒーター電力は30W/m以上では使用しないでください。高温となり危険です。

3. パイプラインやタンク等にヒーターを取り付けた上に、保温材を取り付ける場合はヒーターが高温となり危険な場合があります。

4. 過熱防止のためヒーターの表面温度を温度センサー＋ヒーターコントローラーで温度コントロールしてください。

5. ヒーターを重ねて巻き付けないでください。（取付方法　図３参照）

6. 金属加熱ヒーター取扱上の注意をお読みください。